【選抜甲子園15】安打数では上回るも大曲工、ベスト8の壁は越えられず…大会7日目結果
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■静岡(静岡)4-2木更津総合(千葉)
出場校中1位のチーム打率を誇る静岡。1回戦を前評判どおりの強打で勝ち上がったが、この試合は先に木更津総合が三回裏に1点先制しリードする。それでも静岡は直後の四回表にヒット3本集中させ、2点を奪い一気に逆転する。
三回まで木更津総合の早川隆久を攻めあぐね、2安打と沈黙していたが勝負所でたたみ掛けた。
木更津総合は五回に逆転を許し、六回に先頭打者の4番・堀内謙伍にヒット打たれたところで、先発の早川からエースナンバーをつけた鈴木健矢に投手交代する。
マウンドに上がった鈴木は静岡の5番・安本竜二を二塁併殺打とし、4イニングを無安打に抑え味方の反撃を待つ。しかし静岡の村木文哉は低めに変化球を集め、14安打されながらも最後まで逆転は許さなかった。
■敦賀気比(福井)2-1仙台育英(宮城)
敦賀気比の平沼翔太と、仙台育英の佐藤世那。互いをライバルと意識する好投手ふたりの投げ合いは、火花散る投手戦となった。
先に点を奪ったのは敦賀気比。五回裏に2アウト二塁、三塁のチャンスに3番・林中勇輝がライト前へのヒット。これで二者生還した。
好投を続ける佐藤に報いたい仙台育英打線だが、平沼の前に無得点が続く。やっと反撃したのは九回。3番・平沢大河、4番・郡司裕也が連打で1アウト一塁、三塁の好機を作り出す。
5番・瀬戸泰地の当たりは詰まったセカンドゴロ。この間に三塁ランナーが生還し1点返す。しかし続く6番・斎田海斗がセカンドゴロに倒れ、昨秋の明治神宮大会を制した仙台育英が、2回戦で敗れた。
■浦和学院(埼玉)5-1大曲工(秋田)
冬の間グラウンドを使えない地域が多い東北は、春の大会では不利になるとも言われる。そんな中で1回戦突破してきた大曲工は、埼玉の強豪・浦和学院と対戦した。
一回の表いきなり観客を驚かせる展開が待っていた。2番・赤川駿が初球を弾き返し、大会第10号のソロホームラン。大曲工が先制する。さらに連打と内野ゴロで2アウトながら二塁、三塁のチャンスを作ったが決めきれず追加点は奪えなかった。
浦和学院の先発・江口奨理は2回以降も大曲工打線にとらえられ、ヒット10本を浴びる苦しいピッチング。それでも味方の好守にも助けられながら、ソロホームランの1失点だけに抑えた。
対する大曲工は三回裏にヒットと犠牲フライで3点失い逆転を許す。その後もヒットは出るが連打が続かない大曲工に対し、浦和学院は効率的に点を奪っていく。
安打数は大曲工10本に対し、浦和学院は8本。勝つチャンスはあったが、大舞台での接戦をものにする経験値が、終盤へいくほど両者の違いとなって現れた。
■3月28日の対戦カード
県岐阜商(岐阜)-近江(滋賀)
天理(奈良)-健大高崎(群馬)
松山東(愛媛)-東海大四(北海道)
《岩藤健》
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