ロボット飛行士 KIROBO、宇宙ステーションから帰国…地球は「青色LEDみたい」
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
2013年8月、ISS補給船「こうのとり」4号機に乗ってISSへ向かったKIROBOは、若田光一氏(JAXA 宇宙飛行士)といっしょに、宇宙空間で初となる「人とロボットの対話実験」を実施。人とロボットが共生する未来に向けて前進させた。
同報告会に登壇したトヨタ製品企画室主査・片岡史憲氏が「宇宙ではさびしくなかった?」と聞くと、KIROBOは「だいじょうぶ。だって僕、ロボットだもん」「こんど(宇宙へ)連れて行ってあげるよ」と応えていた。
KIROBOには音声認識や自然言語処理のほか、発話合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラなどが装備されている。宇宙空間でKIROBOは、対話実験の初日に予期せぬフリーズを発生。原因は、KIROBOやステーションの問題ではなく、宇宙空間で使われていたケーブルの長さによる“電圧降下”だった。
「こんなときもチームワークで乗り切れた」と語る片岡氏は、地上スタッフたちのチームワークに加え、地上用ロボット「MIRATA」の活躍について、「バックアップクルーとしてのMIRATAが身体をはってがんばってくれた。トラブルシューティングやコミュニケーションの実験に貢献してくれた」と称えた。
同じく登壇したロボ・ガレージ社長の高橋智隆氏は、「スマートフォンのような四角い箱に話しかけることに抵抗感がある人もいる。今後は、こうした通信機器も、人間のような身体と動きがあって、より人間らしいコミュニケーションができるようになれば、より密な通信ができるかもしれない。近い将来、通信端末とロボットがいっしょになり、小型になり、ポケットに入り、いろいろな情報のやり取りができると思う」と語った。
会場では、クルマや家電製品、ホームセキュリティなどと人間の間に、KIROBOのような小型ヒューマノイドを介してコミュニケーションを図るといった将来像も示された。
《大野雅人@レスポンス》
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