【選抜甲子園15】敦賀気比が悲願の初優勝…またも松本がホームラン 大会11日目結果
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敦賀気比の平沼翔太、東海大四の大沢志意也と、好投手を擁する両チームの対戦になった決勝戦。バックも堅い守りでエースを盛り立て、初回に1点を取り合ってからは互いにピンチをしのぎ、スコアボードに0を並べていく。
試合を決めたのは八回の攻防だった。表の攻撃で東海大四はノーアウト二塁、三塁のチャンスを作る。ここで平沼は七番・大沢のスクイズを外し、スタート切っていた三塁ランナーをアウトにする。大沢を三振に仕留め2アウト二塁と変わった。8番・立花奏は初球を叩き強烈な打球がファーストを襲う。だが一塁手・上田竜也がキャッチし3アウト。
最大のピンチをしのいだ敦賀気比は4番・平沼がフォアボールで歩き、5番・山本皓大が送りバントで1アウト二塁とする。ここで打席には大阪桐蔭との準決勝で、高校野球100年の歴史で初となる2打席連続満塁ホームランを放った、6番・松本哲幣が入る。
カウント1-0からのスライダーだった。甘いコースに入った失投を見逃さずフルスイングした打球は、大きな歓声にも後押しされるようにレフトスタンドへ一直線。ポール際に飛び込む大会第17号2ランホームラン。松本の今大会10打点目で2点を勝ち越した敦賀気比、平沼が九回を無失点で抑え3-1で勝利した。
大沢は試合後、松本に打たれたホームランを「コース突いて慎重に投げようと思ったら、ボールを置きにいく形になってしまった。打たれた瞬間、入ったと思った。あれで流れが向こうに行ってしまったと感じた」と振り返った。
どちらが勝っても春夏通じ初の優勝だった敦賀気比と東海大四。悲願の初優勝を目指すチーム同士、一歩も譲らぬ熱戦は多くの高校野球ファンの胸も熱くした。
《岩藤健》
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