【サッカー】バイエルンCEO、プレミアやリーガの資金力に「私は恐れていない」
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
サッカーの世界ではイングランド・プレミアリーグや、スペインのリーガが資金力で他を圧倒している。プレミアリーグでは大規模な放映権契約を新たに結び、その力は増大の一途だ。
これを脅威と見なす論調は多い。だがバイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、プレミアリーグのクラブが欧州チャンピオンズリーグで早々に敗退したこともあり、サッカーは資金力だけで語れないとした。
「バイエルンもドイツ全体でも、イングランドやスペインとは少し違うやり方でビジネスを行っていかなければならない。だが私はそのことを恐れてはいない。結局のところ最終的な結果はピッチ外でなく、ピッチの上で出るものだ」
プレミアのビッグクラブやリーガに比べ、自分たちは資金力で劣ると語ったルンメニゲCEOだが、バイエルンも多くのクラブから見れば欧州のビッグクラブ。ピラミッドの最上位に位置する存在だ。
欧州サッカー連盟(UEFA)は来シーズンからチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの賞金総額を引き上げる。今後ますます欧州の舞台で戦えるクラブと、そうでないクラブの格差は開いていくだろう。
すでにビッグクラブとしての地位を確立した人々は、その資本によってますます自分たちの力を増大させる一方、欧州の戦いに打って出られない規模のクラブは彼らに置いていかれる。
格差の問題は、格差の存在そのものではない。それが世代を超え受け継がれ、持つ者が富み、持たざる者は抜け出せない状態が、延々と固定され続けることだ。賞金の増額は短期的な収入格差だけでなく、資本の格差を生みビッグクラブとそれ以外の階層を決定的に固定してしまう恐れがある。
この問題を今後どう欧州が解決していくか注目される。
《岩藤健》
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