気温26度を超えるコンディションの中、ジョコビッチもマレーも本調子のテニスではなかった。ジョコビッチは18本のブレークチャンスつかみながら、成功させたのは5回だけ。マレーも6本中3度成功に留まった。
それでも30回以上続くラリーの末にウィナーを決める見せ場も作るなど、現役最高の選手同士の戦いは観客を熱狂させた。
破れたマレーは2015年だけで早くも全豪オープン決勝、BNPパリバ・オープン準決勝に続き、対ジョコビッチ3連敗。グランドスラム、マスターズ制覇の高い壁となっている。
依然として揺らぐことがないジョコビッチ政権にファンは、「完全に一強時代になりつつありますな」「誰かジョコビッチを止めろよ」「ジョコビッチ無双状態だな」と、BIG4の一角マレーでも止められなかったジョコビッチの強さを称えた。
暑さでスタミナが切れ後半に失速したマレー。対してジョコビッチは第3セット、あらためてエンジンを掛け直した。最近は1セット取られた後の最終セットを圧勝するのがおなじみとなっており、見慣れた光景に、「ファイナルセットでベーグル焼くのが様式美になりつつある」「そろそろジョコビッチが最終セットストレートで取る確立が出せそう」など、ファンも後半の驚異的な強さに驚いていた。
グランドスラム初戦の全豪オープンに始まりパリバ・オープン、マイアミ・オープンと年初からビッグタイトルを総ナメにするジョコビッチ。2015年もテニス界の注目は誰がジョコビッチを止めるかだ。
The No. 1 player in the world, and your #MiamiOpen Champion, Novak Djokovic. https://t.co/5TYAkvt27B
Miami Open (@MiamiOpenTennis) April 5, 2015