【LONDON STROLL】多民族都市ロンドン、地下鉄マップで多様性とコミュニティーの分布を表現
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近年、英国政府の政策や、新聞を始めとするメディア、さらに英国BBCが”TOO MANY IMMUGRANTS?(移民がとても多すぎない?)”といったドキュメンタリーを放送するなど、移民数を減らすべきだという声が多方面で上がり、注目度が高いトピックとなっている。
■第2外国語を地下鉄マップに照らし合わせる
そんな中、とても興味深い調査報告がある。ロンドン中を駆け巡る地下鉄マップを使い、今年発表されているものだ。
ロンドンで話される英語以外の言語、つまり「第2外国語」を、地下鉄マップに照らし合わせ表示する事で、国際都市ロンドンの多様性とコミュニティーの分布を表している。調査方法は至ってシンプル、各地下鉄の駅から200メートル以内で最も使用されている第2外国語を調査、これは人々の出身国ではない。
まず一番に目に入るのが、イーストロンドンに多く広がるベンガル語を話す大きなコミュニティーだ。私が住んでいるALDGATE EASTには、イーストロンドン・モスクもあり、多くのバングラディッシュ人、パキスタン人の方々が住んでいる地域である。ここでは、街の国営診療所(NHS)でも、常時ベンガル語の通訳者がいる事も、強く根付いている事が感じられる。
ノースウエストロンドンに多いポルトガル語コミュニティーは、ポルトガル、ブラジル、アンゴラの人々が多く住んでいるとのこと。
ロンドン中心部の至る所に広く分布が見られるのが、フランス語圏出身者の存在である。今やロンドンは、人口第6番目のフランスの都市とも表現される。
【多民族都市ロンドン 続く】
《Takaharu Osako》
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