【山口和幸の茶輪記】レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい

スポーツ まとめ
ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる
ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる 全 15 枚 拡大写真
日本政府は2020年までに外国人旅行者数を年間2000万人に増やす計画だが、世界随一の観光大国フランスは8500万人と規模が違う。バカンス時期に開催されるツール・ド・フランスも地元フランス人を含めて1200万人が沿道に詰めかけるのだから現場は大混乱だ。

ツール・ド・フランスがやってくるコース上の村々は、その日に合わせて夏祭りを開催する。とりわけスタートやゴールになった町には選手や多くの関係者、報道陣と観光客が押し寄せる。彼らが落としていくオカネはもちろん、町の名前が国際的に報道されるなどして直接・間接的な経済波及効果は計り知れない。

■町から町へと移動しながら走るツール・ド・フランス

ツール・ド・フランスの1区間は「エタップ」と呼ばれるが、これには「宿場」という意味がある。つまり東海道五十三次と同様に町から町へと移動しながら走り続けるのがこのレースなのだ。最近はゴールと翌日のスタートを異なる町が分担することが多くなったが、これは大会誘致にかかる協力金が少なくて済むため。ゴールとスタートの両方を誘致した自治体はよほど財政が豊かでないとオカネが工面できない。



ツール・ド・フランスが到着した町のレストランでようやく席にありつけた


華やかなのはスタートよりもゴールだ。ゴールになれば4500人の関係者、それ以上の数の観光客が宿泊する。半径100kmまでのホテルはコンプレ(満室)。レストランは行列ができるほど。ホテルマンもウエイトレスも大汗をかきながら殺到するオーダーをさばくのにキリキリ舞い。観光大国といえどもこんなに人が集中するのはめったにないようだ。

【レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい 続く】
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《山口和幸》

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