開幕から2試合、昨シーズン見せたような快投がなく、現地メディアからは右ヒジの不安説が盛んに流されていた田中。だが、この試合では新しく取り組み始めた投球フォームや、ピッチングスタイルへの順応性が増しレイズ打線を手玉に取っていった。
ヤンキース打線は五回まで相手投手ジェーク・オドリッジに苦しめられたが、6回に2点を先制すると七回にはクリス・ヤングに満塁ホームランも飛び出し、一気に差を9点まで広げる。田中は大量リードもらった七回裏の登板で退いた。
エースが快投しチームも大量得点で勝利。文句なしの展開にファンも「9-0での勝利!言うことないね」「打者が打って投手が抑える。理想的なゲーム」「素晴らしい試合だった」「手術しろばかり言ってた知ったかぶり連中を黙らせたね」など、週末の夜を楽しんだ。
開幕戦ではフォーシームが少なく、昨年のような速球を投げられないのではと憶測も飛んだが、試合後にキャッチャーのブライアン・マッキャンは「次回の登板ではフォーシームもツーシームも使う」と記者に答えていた。試行錯誤しながら登板した前回の試合では、コントロールが戻らず今ひとつだったが、ようやく3試合目で身体と気持ちが一致したような投球が見られた。
得点圏にランナー背負った六回には、フォーシームが2度150キロを計測しており、勝負所での力強さが戻ってきたことは今後にも期待が持てる。
Masahiro Tanaka fans 8 in 7 shutout innings as #Yankees roll over Rays. #PinstripePride
Posted by New York Yankees on 2015年4月18日