【自転車ロード】ドーピング関与疑惑のアスタナ、条件付きでプロツアーライセンス継続 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車ロード】ドーピング関与疑惑のアスタナ、条件付きでプロツアーライセンス継続

スポーツ 短信
ビンチェンツォ・ニーバリとアスタナの選手たち
ビンチェンツォ・ニーバリとアスタナの選手たち 全 3 枚 拡大写真
組織的にドーピングに関与していたと疑われていたカザフスタンのアスタナだが、UCI(国際自転車競技連盟)の独立機関であるライセンス委員会は4月23日に条件付きでプロツアーライセンスの継続を認めた。

2014年、アスタナは所属選手のドーピング違反が相次いだ。チームとして組織的にドーピングに関与していると疑われ、UCIがライセンス委員会にプロツアーライセンス取り消しを要求していた。

プロツアーライセンスが取り消された場合、ツール・ド・フランスなどUCIワールドツアーのレースに無条件で出場することができなくなる。

アスタナのライセンス取り消し要求手続きの一環として、ライセンス委員会は、4月23日にアスタナ、UCI、ローザンヌ大学スポーツ科学研究所(ISSUL)のそれぞれの代表者が出席した審問を開いた。ISSULはUCIの依頼により、アスタナのドーピング疑惑について調査を行ってきた機関である。

その結果、今後はライセンス委員会の主導のもと、ISSULは今シーズンの残り期間でアスタナが導入する特別措置を提案することを依頼された。アスタナは、ISSULが提案するあらゆる措置を尊重することを約束。審問の最後に、ライセンス委員会はこのライセンス取り消し手続きの停止を発表した。

この間、2015年シーズンのアスタナのプロツアーライセンス登録は効力を維持する。しかし、アスタナが課せられた条件について厳格な監視下に置かれることが条件となる。この監視は、ISSULによってライセンス委員会に送付された報告書に基づいて実行される。

もしアスタナが課せられた条件を守れなかった場合、または新たな違反が起こった場合は、ライセンス委員会はライセンス取り消し手続きを再開することができる。

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