搭乗口もラクラク通過！JAL、旅行を快適にするApple Watch向けアプリを開発 2ページ目

担当者は、「JALは"将来的に有益なものになるのか？"ということを、新しいものに取り掛かるときは意識しています。おもちゃのような機能として使われるのではなく、世の中で必要とされているものだと感じています。現に、搭乗口でボロボロになった搭乗チケットや、スマートフォンを出すのにも苦労したりしている人をよく見かけます。それがApple Watchで簡単に通ることができるようになるとしたら、多くの人にとってのソリューションになると思っています」と話す。

「JALは私自身も感じていますが、こういったガジェット系、ITへの対応が遅いです。企画も100個出してやっと1個通るくらい、確実性のあるものでなくては駄目なので。普段もITへの対応は、『世の中ですでに流行って、万全の調査をして、これは確実だ、やっと開発…』という展開が多いのですが、今回のアプリには『やるからには1番に出したい』という思いが反映されています」とJALが今回のアプリケーションに懸ける思いを熱く語った。

また、「Apple Watchの実物は手に入れるのが難しく、何度もPCでシュミレートしました。デザインも、紙で印刷したものをはさみで原寸大に切って確認したりして。私自身も今日初めて実物で動いているところを確認できたので、本当にちゃんと作動してよかったです」と開発に際しての苦労話を明かした。

今日提供された中で、どれほどの乗客がApple Watchを利用したJAL Countdownアプリを使っているかは定かではないが、JALの職員は全員アプリを認知しているという万全の体制だ。

空港での手続きにうんざりしていた人には、特に便利なものになりそうだ。

JAL Countdownアプリは4月24日に提供開始（iPhone向けのJAL Countdownアプリは、App Storeで提供中）。