電源オンは左側面のボタンスイッチで入れる。右側面のセンターのスイッチで動画と静止画はトグルで押すたびに変わり、これは便利。撮影は左の大型シャッタースイッチで操作。これも操作性はよく、手袋をしていてもできそう。
動画の録画は左横のRECボタンで簡単にスタートと停止ができ、静止画の切り換えも右のボタンで一発。操作性はいたってよい。ただし、動画は連続して25分間がリミットだ。

押しやすい大きなスイッチ
私がサイクリングで特に欲しいのは「パラパラ動画」。つまり、1枚ずつの静止画を重ねた動画で長い道中を短時間で振り返りたい「タイムラプス」だ。これも備えられている。ただし、それは「動画モード」の中にあり、撮影タイミングは1、2、5、30、60秒間隔となっている。今回は5秒間隔で撮影したが、後で見るとやや長すぎで2秒でも良かった。つまり、一瞬で終わってしまった。
WG-M1のタイムラプスは動画仕様だが、そのため特に後処理などせずに、そのままパラパラ動画を簡単に見ることが出来るメリットがある。ただし、静止画のタイムラプスではないので、再生して見る場合、それぞれのインターバルを長く伸ばすことはできない。静止画の場合は、再生時間を調整してゆっくりとスライドショーで見ることが可能だが、その調整が効かない。
だが、タイムラプス動画は実はとても素晴らしい実力の持ち主なのだ。通常の動画モードでは25分間しか録画出来ない。だが、このタイムラプス動画を使えば、理論的には24時間以上平気で撮影し続けてくれる(2時間ごとのバッテリーの交換は必要だが)。つまり、長時間のロングライドでも、このパラパラ動画で全てのサイクリングの道中を記録できる。一日6時間以上走る楽しくも苦しいライディング、旅の思い出すべても残せるのだ。
【次ページ 便利なスマートフォンとの連携】