新城幸也がリエージュで上腕骨と肋骨を骨折。今後は治療に専念
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アルデンヌクラシックと言われる、ベルギーのアルデンヌ地方を中心に開催される3つのレース。その最後のリエージュ~バストーニュ~リエージュ(距離253km)で好調の新城に不運が降りかかった。
前半から集団を積極的にけん引し、レースの主導権を握るという作戦のヨーロッパカーはピエール・ローランを中心に、新城がサブエースという立場。新城は最後までローランと一緒にゴールに備えるという計画通り、他のチームメイトが集団をけん引した。
ゴールまで残り50kmになると集団の数は絞られ、エース格の選手が多く含まれる集団に、チームはローラン、新城、そして、キャプテンのトマ・ボクレールと3人を残すという優勢な展開で最終局面を迎えた。
残り40kmでメイン集団で落車が発生。時速70kmの下りでの落車に新城とローランが巻き込まれ、新城は路肩を飛び越えて草むらまで飛ばされた。起き上がることも動くこともできない状況で、そのままレースに同行する救急車で病院に搬送された。
「今日のレースはチームワークも素晴らしくて、自分たちのレースができていたのに、このような結果になり本当に残念だ」と新城。
「日本からもたくさんのメッセージをいただきありがとうございます。心配をおかけしてすみません。ケガをしたところ以外は元気です。1日も早く復帰できるように治療に励みます」
手術ができない場所であるため、しばらくはギブスで固定して安静を余儀なくされる。予定していた28日開幕のツール・ド・ロマンディは無念の欠場となる。
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