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【澤田裕のさいくるくるりん】西を目指し、王道を往くサイクリストが増加中

オピニオン コラム
西を目指し、富士川橋手前を快走するサイクリストの集団
西を目指し、富士川橋手前を快走するサイクリストの集団 全 6 枚 拡大写真
■8%を超える勾配が続く箱根越え

その箱根越えは旧街道の散策に限らず、自転車でも一番のハイライト。箱根新道(国道1号)と並行する県道732号は湯本からでも標高差750mを超える坂道で、8%を超える勾配が延々と続きます。それでも片側1車線の道は交通量が限られていて、クルマの存在は気になりません。途中には寄木細工で知られる畑宿、江戸の昔から続く甘酒茶屋、悲話で知られるお玉ヶ池もあります。


箱根越えの途中にある甘酒茶屋は年中無休

上り終えたら芦ノ湖湖岸までいったん下り、箱根峠を越えたら三島まで一気のダウンヒル。これが幹線道路沿いの景色かと、思わず目を疑いたくなる柿田川の湧水で心身を癒したら、その先を左に分岐して県道380号に入ります。道なりに進んでいくと名称が国道139号、県道396号と変わり、富士川を渡ったところで左折します。

由比から興津までは山が海岸線近くまで迫り、幹線道路を素直に進むことはできません。由比からは標識に従って陸橋を渡って太平洋自転車道に入るか、あるいはサッタ峠を目指して急な山道を上るかのどちらかです。脚に力が残っているなら後者。眼下にうねる車道、そして駿河湾。運がよければ遠く富士山を目にすることもできます。

どちらを選んでも興津から先は国道1号を進み、やがて静岡駅。散策で10日かけた道のりも、自転車なら2日で完走できます。首都圏までの帰りの列車には、前回のコラムで紹介した「ぷらっとこだま」をお勧めします。
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