【ボクシング】“世紀の一戦”制したのはメイウェザー、パッキャオに判定3-0で完勝
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
卓抜したディフェンステクニックとスピードで、相手に触れさせることなくポイントアウトする展開を得意とするメイウェザー。勝負の分かれ目は序盤のうちにパッキャオが、メイウェザーをつかまえられるかと見られていた。
パッキャオは4ラウンドに得意の左を当てメイウェザーのバランスを崩す。しかし、これは当たりが浅くさほどダメージを与えられなかった。その後の連打も、メイウェザーはガードでしのぐ。
中盤以降はメイウェザーが得意の展開に持ち込み、ノーモーションの右と踏み込んでくる相手へ引っかける左を振り、時おりカウンターが決まる。パッキャオが攻めあぐねると、ジャブを突き的確にポイント奪った。
大舞台でもポイントアウト狙うメイウェザーのボクシングに、ネットでは「こういう事をいうと、メイウェザーはKO少ねえの知らんのかとか言われそうだけど、つまらないものはつまらんのです」「ビジネスライクにボクシングをしているメイウェザーの大勝利」「見た目はパッキャオが勝ってたと思うかもしれないけどラウンド毎の採点の合計で言ったらやはりメイウェザーが勝ってるんだよね…」など、モヤモヤが残る試合という声も挙がる。
パッキャオとメイウェザーが戦えば、こういう展開になることは予想されたが、ボクシングに打ち合いのロマンを求める人には不満の残る内容だった。
《岩藤健》
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