1) 背中が夏でも蒸れないこと
2) デザインが良いこと
3) 軽量なこと
4) 背負って疲れないこと
その中で今回「これだ!」と狙いをつけたのがドイターの「レース EXP Air」だ(税抜き価格1万1000円)。一番のお気に入りは、第一要件だった背中のベンチレーションの良さだ。実は以前、初夏のサイクリングで一緒に行った仲間がバテて止まってしまった。
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ドイター・レース EXP Air
バックパックを背負う背中を見ると汗でびしょ濡れ。背中の暑さで消耗してしまったのだ。代わりに私のバイクのキャリアに彼のバックパックをくくりつけて走った経験がある。つまり、初夏から夏にかけて背中の熱放出が大きな課題だ。
レース EXP Airはそのベンチレーションを徹底的に追求したバックパックだ。何と背中に接する部分はネット構造で、しかも本体の荷室との間は最大で65mm程度もの空間がある。背中と荷室との間に大きな空間が風の通りを良くして背中の熱気を逃がす仕掛けだ。またショルダーや腰のベルトも全てネット構造。胸や腰の熱気も溜めない工夫がされている。
デザインも良い。これも気に入った。重量は870gと軽量。容量は12リッターだが、嬉しいことにジッパーで周囲を開くとさらに3リッター分の体積が広がり、15リッターの容量になる。その分最初から荷物も詰め込めるが、サイクリング先でお土産を手に入れたときに拡張して使うこともできて心強い。また、両サイドにはボトルホルダーがあり、ここにはボトルも2本挿せるし小物も入れられる。
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