【ジロ・デ・イタリア15】アスタナ、チーム力を見せつけライバルを苦しめる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ジロ・デ・イタリア15】アスタナ、チーム力を見せつけライバルを苦しめる

スポーツ 短信
2015年ジロ・デ・イタリア第4ステージ
2015年ジロ・デ・イタリア第4ステージ 全 5 枚 拡大写真
2015年ジロ・デ・イタリア、5月12日の第4ステージ。レース中盤から、総合優勝候補のファビオ・アールを擁するアスタナはメイン集団のペースを上げ、ライバルたちを苦しめた。

この日、アスタナは大人数の逃げにアンドレイ・ゼイツとダリオ・カタルドのふたりを送り込んだ。

逃げが10分以上のリードを開いた中盤の3級山岳では、メイン集団の先頭でアスタナがペースを上げ、集団の人数を削り取っていく。

アスタナがまだアールの他に4~5人のアシストを残す中、ライバルのティンコフ・サクソ、スカイは2~3人を残すのみになり、エティックス・クイックステップにいたってはエースのリゴベルト・ウラン単独となった。

さらに逃げ集団からゼイツが下がって、メイン集団のペースアップに加わり、ゴール前の3級山岳ではウラン、ユルゲン・バンデンブロック(ロット・スーダル)らが脱落。

この結果、アールは前日の総合9位から5位に浮上し、アスタナはライバルよりもチーム力で勝っていることを見せつけた。

献身的な働きを見せたゼイツは、「僕の仕事はラスト20kmをタイムトライアルのように走り、エースを最後の上りまで連れていくことだった。後ろで何が起こっているかは、一度も見なかったよ」と振り返った。

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