【F1 スペインGP】マクラーレン・ホンダ、決勝でパフォーマンス発揮できず
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
今回からカラーリングを一新し、マシンとエンジンもさらにパワーアップして臨んだ陣営。これまでスピード面でもライバルに劣っておりQ2進出が大きな壁となっていたが、今回は難なく2台とも通過。フェルナンド・アロンソが13番手、ジェンソン・バトンが14番手を獲得。決勝レースは展開次第でポイント獲得も十分に狙えた。
しかし、いざレースが始まると状況は一変。スタートで大きく順位を落としたバトンはアクセルオンでマシンが滑り出す症状に見舞われペースを上げることができない。一方のアロンソは快調に順位を上げ、一時は7番手を走行。しかし1回目のタイヤ交換を終えた直後にブレーキに不調を訴えピットイン。この時にブレーキが効かずチームのピットボックスに止まりきれないアクシデントに見舞われてしまう。幸いチームスタッフに怪我はなかったが、ブレーキトラブルにより戦線離脱を余儀なくされた。詳しい原因は究明中だが、トラブルを起こした右リアのブレーキダクトにバイザーフィルムが詰まっていたことが確認されており、これが主な原因だとすれば不運なリタイアだったと言えるかもしれない。
中盤以降はバトンのみとなったが、マシンの不調は最終ラップまで解消されることはなく16位でチェッカー。期待が大きかったレース前から一転、悔しさが残るスペインGP決勝となってしまった。
レース後、アロンソは「リア側のブレーキがほとんど効かず、ピットストップ時にはブレーキ力がなかった。物事が良い方向に進みつつあるものの、まだ上位陣との差は大きく、さらに大きく前進する必要がある。今日は残念な結果になったが、次のモナコではさらに競争力をつけて戻ってきたい」とチームのリリースを通してコメント。
16位で何とか完走を果たしたバトンは「低速コーナーではホイールスピンしスピードが出ず、逆に高速コーナーではリアが滑ってしまい、今日はマシンをドライブするのが怖かった。エンジニアと話ながら問題解決を試みたが、今日は難しいレースになった」と今回の決勝レースを振り返った。
開幕戦から比べると毎回目覚ましい進歩を遂げてきているマクラーレン・ホンダだが、ポイント獲得を含め上位進出には課題が山積みのようだ。
《吉田 知弘@レスポンス》
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