【自転車ロード】ツアー・オブ・カリフォルニア第4S、サガンが4度目の正直でスプリント制覇

アメリカの2015年ツアー・オブ・カリフォルニア、5月13日の第4ステージはピスモ・ビーチ～アビラ・ビーチ間の173.1km。3日連続2位だったスロバキアのペーター・サガン（ティンコフ・サクソ）が上り勾配のゴールスプリントを制し、ついに今大会初勝利を挙げた。

この日は3級山岳ひとつだけのほぼ平坦なステージ。4人の逃げは残り13kmですべて捕まり、最後はゴールスプリントの体制へ。

ダニエル・オス（BMCレーシング）が先手を打つアタックを仕掛けるが、ゴール前でスプリンターたちに捕まる。最後に力強いダッシュを見せたサガンが今季2勝目、カリフォルニアでは自身の持つ最多記録を更新するステージ12勝目を挙げた。

サガンは前輪を持ち上げ地面に叩き付けて喜びを表し、さらに得意のウィリーも披露して観客を沸かせた。2位はワウテル・ウィッパート（ドラパック）、3位にはマーク・カベンディッシュ（エティックス・クイックステップ）が続いた。総合首位はトムス・スクジンズ（ヒンカピー）が守り、サガンは22秒差の2位につけている。

サガンは、「この勝利はマチェイ・ボドナールに捧げる。彼はひどいクラッシュをして、帰ることになったからね。チームメイト全員にも感謝したい。僕はプロ6年目で、たぶん勝つのがより難しくなっている。1年目とは違って、ゴール前ではみんなが僕に注意しているからね」と、前日落車リタイアしたチームメイトへの気遣いを見せた。