第1戦でプレイオフキャリアハイの17得点を取ったオースティンでしたが、1クォーターだけでそれに迫る活躍を見せたのです。結局25得点を上げたオースティンでしたが、この第3クォーターでの爆発が試合を完全に決しました。オースティンの活躍によって一気にリードを20点差にまで広げたクリッパーズは、そのまま危なげなく試合を終わらせます。
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オースティン・リバース
オースティンは試合後、高いパフォーマンスを見せられた理由を「自信を持てたこと」と「エネルギッシュにプレイしろとヘッドコーチに言われ続けたこと」と振り返りました。オースティンはクリス・ポールのようにパスでゲームを作りながら、チャンスを見つけたら自分でシュートを狙っていくというタイプではなく、自分でどんどん得点を狙っていく攻撃的なプレイヤーです。
一方でクリス・ポールという絶対的なポイントガード、ジャマール・クロフォードという攻撃力に優れたシックスマンがいる中、シーズン中は満足にプレイできていなかったのでしょう。ポイントガードとしてコートに立ってもボールを預けられる機会は少なく、セカンドガードとして起用されてもシュートチャンスはそれほど巡ってきません。