車いすを使ってラグビーを行うウィルチェアーラグビー。日本ではマイナーな障がい者スポーツのひとつだが、日本代表チームは2004年のアテネから2012年ロンドンまでパラリンピックで連続参戦しており、世界ランキングは4位を維持している。
日本障がい者スポーツ協会の担当者が、ウィルチェアーラグビーの試合展開について教えてくれた。
■障害の軽い選手、重い選手が協力して、チームワークで得点を狙う
「試合では、障がいの軽い選手がボールを奪い合い、攻撃型車いすを華麗に操作して得点をあげるシーンがよく見られます。しかし、ウィルチェアーラグビーはチームスポーツです。よく見るとその裏では、障がいの重い選手が守備型車いすを巧みに操作し、バスケのスクリーンプレーのように相手守備陣の"壁"となって、ゴールへの道をつくる役割を担っているのです」
「守備では、車いす前方から飛び出たバンバーを使って相手を引っ掛けてブロックします。障がいが重い選手が軽い選手を封じ込めるプレーは、ビッグプレーとしてチームが盛り上がり、士気を高めます」
「ウィルチェアーラグビーでは障がいの軽い選手の目立つプレーだけではなく、障がいの重い選手による身体を張った献身的なプレーも、重要な見どころです」
「時には攻撃型車いすの選手にマークが集まり、相手守備陣をかき乱したところで、守備型車いすの選手が得点する作戦を立てたりもします」
車椅子ラグビー「ウィルチェアラグビー」イギリス戦にて、激しくぶつかり合う両選手 https://t.co/Y282OPbzMu
CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2015, 5月 23
車いすのラグビー「ウィルチェアラグビー」、対イギリス戦にて
Posted by サイクルスタイル on 2015年5月23日
車いすのラグビー「ウィルチェアラグビー」、対イギリス戦
Posted by サイクルスタイル on 2015年5月23日