【澤田裕のさいくるくるりん】旅の足跡は、薄れる記憶ではなく残る記録に保存 2ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】旅の足跡は、薄れる記憶ではなく残る記録に保存

オピニオン コラム
東海岸に面した港町、カイコウラではオットセイに遭遇。こわごわ近づいている25年前の僕
東海岸に面した港町、カイコウラではオットセイに遭遇。こわごわ近づいている25年前の僕 全 5 枚 拡大写真
■過去の日記を読み返すと驚きがある

西尾さんのブログを拝見していてうらやましいと思うのは、写真がふんだんに使われていること。旅の様子が手に取るように伝わってきます。それに比して僕の日記は文字ばかりで、自身の経験であっても思い出せない物事がたくさんあります。なかでも驚いたのが、途中で何度もバスを利用していたこと。そのうちの1回は確かに記憶にあるのですが、おそらく自転車旅の恥部として、記憶から消し去っていたのでしょう。


石川県に到達した西尾さん。天候にも恵まれ、順調に旅を続けている様子がリアルタイムで伝わる

もうひとつ驚いたのが、それなりの英会話をこなしていたことです。日記にはユースホステルで知り合ったイギリス人と、ビールを飲むためパブに出かけた(しかも2度)との記述があるのですが、いったいどんな会話を交わしたのでしょうか。また、オプションとして挑んだ山登りの途中に小屋までの行程を尋ねたときは、「頂上まで30分、そこから尾根伝いに5分ほど歩くと小屋がある。途中崩れやすいところがあるけど、草につかまって登れば大丈夫」との返答を得ています。よくこんな会話ができたなとわれながら感心しますが、その積極性や柔軟性は若さゆえですね。

ところでこうして過去のツーリングの追体験ができるのは、記録をキチンと残していたからです。写真にしろ文字にしろ、そのありがたみが感じられるのは月日を経た後のこと。ですから写真ならこまめに立ち止まってシャッターを切る、文字なら記憶の底に沈まないうちに書き留めておくことがカンジンです。
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