【プロ野球】阪神、レンジャーズを自由契約の藤川球児と接触
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■完全復活を目指すも故障者リスト入り
トミー・ジョン手術からの完全復活を目指し、今シーズンはレンジャーズで開幕メジャー入りを目指していた藤川。だがオープン戦で右脚を痛め故障者リスト入り。5月14日に復帰したが、登板した2試合の結果を見てチームはメジャー登録の40人枠から外していた。
ウェーバー公示されたが獲得に乗り出すMLB球団はなく、藤川はマイナーでのプレーと自由契約の選択で、自由契約を選んだ。
長く守護神として活躍した功労者の復帰には、「球児、阪神に戻ってこい」「すぐにメジャー帰りを取ろうとするのはどうかと思うけど、それでも球児だけは取ってほしいと思う」と、戻ってくるなら阪神にというファンが多い。
一方で「年俸は低く設定して、出来高重視の契約にしないと」「払って単年2億。まさか3年12億なんて言わないよね」「メジャー復帰組は働かないってイメージあるし、甲子園で罵倒される球児は見るにしのびない」など、功労者と言えど契約は慎重に行うべきとの見方も強い。
■最大のネックは怪我の回復具合
阪神へ戻るにしろ戻らないにしろ、気になるのはケガの回復具合だ。藤川とレンジャーズの契約では、選手本人が同意しなければマイナーへ落とせない内容になっていたという。
そのためチームは規定のリハビリ期間が終わった藤川をメジャーのマウンドに上げたが、やはりまだ投げられる状態ではないと判断し、マイナーでの再調整を打診した。これを藤川が断ったため、チームはウェーバー公示にかけざるを得なくなったと伝えられている。
メジャーからの復帰組では今年、ソフトバンクホークスに入団した松坂大輔が、右肩の違和感を訴えシーズン中の登板を回避し続けている。そうしたことからも、ファンは藤川の復帰に懐疑的にならざるを得ないようだ。
《岩藤健》
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