【サッカー】ブラッター氏がFIFA会長に再選、アジアやアフリカの支持が決め手に
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
FIFAの副会長2人を含む幹部9名が一斉起訴されてから数日。この間ブラッター会長には辞任要求や、責任を追及する批判の声がやむことはなかった。ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長は、ブラッター会長と会談し辞任を要求したほか、会長選では対抗馬のアリ・ビン・アル・フセイン王子に投票するよう呼びかけた。
UEFAの少なくない国がプラティニ会長に賛同し、1回目の投票でアリ王子は73票を獲得。しかしブラッター会長の133票には及ばない。両者とも3分の2以上の支持を得られなかったため、2回目は過半数の得票で会長が決まる決選投票。だが、ここでアリ王子が棄権したため、ブラッター会長の再選が決まった。
今回の会長選にサッカーファンからは「副会長以下、汚職で拘束されるなか、トップの会長が知りませんでした、関わっていませんでした、という事があり得るのか?」「周りの理事とかも甘い汁吸ってるんだろうし、ブラッター1人が失脚したところでどうにもならない気がする」「まだ容疑段階とはいえ、ここまでの大事件になった組織のトップがって考えるとどんだけ面の皮厚いんだろうな」など、予想はしていたが失望を隠しきれないという声が多い。
UEFAは一部の国が離反したものの、多くは「反ブラッター」で結束した。しかし、ブラッター会長の就任後に多額の強化費を受け取り、競技環境の整備が飛躍的に進んだアフリカ連盟やアジア連盟などが、5選目を後押ししたことで大勢が決した。
それでもアジア連盟所属のオーストラリアが、事前にアリ王子への支持を表明するなど、こちらも一枚岩とは言えない。70カ国以上の協会がブラッター会長にNOを突きつけたことで、今後のFIFAも荒れそうだ。
《岩藤健》
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