【サッカー】FIFAのブラッター会長が電撃辞任、汚職事件で批判が強まる
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欧州サッカー連盟(UEFA)の猛反発を浴びながらアジア、アフリカの熱烈な支持を受け、5月29日の会長選で対抗馬のアリ王子に勝利したブラッター会長。その権勢は揺らぎないものかと思われたが、わずか数日で事態は急転した。
ブラッター会長は「私は投票で選ばれたが、サッカーを愛するすべての人に支持されているわけではないらしい。FIFAには改革が必要だ」と辞任の理由を説明したが、これに納得した人がどれだけいただろう。
先日、ニューヨーク・タイムズなど米国メディアが、司法当局はブラッター会長の立件も視野に入れていると報じたことと、今回の電撃辞任は無関係ではないはずだ。
突然の出来事にサッカーファンからは、「ブラッターにも捜査の手がおよびそうになったから辞任決めたのか?」「ブラッターもやはり捜査対象だったのね」「この人再選したばかりでしょ? 逮捕されそうだから辞めるの?」など、急な辞任に戸惑いの声が寄せられた。
アジア、アフリカから小国の票を買うことで会長の地位を保っていると批判されたブラッター政権。辞任により「ブラッター政権時代のW杯開催国は再査察を免れんだろうね。日本もしかり」「W杯のアジア枠が減る気がする」と、日本にもなんらかの影響をおよぼすのではとの見方が強い。
先日の会長選ではブラッター会長に敗れたものの、3分の1を超える得票率だったアリ王子。FIFAの現体制、ブラッター会長への不満を明確な形で示し、大きなインパクトを与えた。次回の会長選にも出馬の意向を示しており、前回の選挙では事前に出馬を取りやめた元ポルトガル代表ルイス・フィーゴ氏の動向とも合わせ今後が注目される。
【やわらかスポーツCYCLE】
《岩藤健》
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