【自転車ロード】ツール前哨戦のドーフィネ、フルームとニーバリが激突

ツール・ド・フランス前哨戦となるフランスのステージレース、2015年クリテリウム・デュ・ドーフィネ。ふたりの歴代ツール王者、クリストファー・フルーム（スカイ）とビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）が激突する。

フランス・アルプス周辺で6月7日～6月15日に開催され同レース。今年は2014年ツール・ド・フランス総合トップ10のうち、7人が出場する。

ドーフィネとツールを連続で制する選手も多いが、昨年は違う展開となった。ドーフィネで総合優勝を挙げたアンドリュー・タランスキー（キャノンデール・ガーミン）は残念ながらツールでは負傷リタイア。一方、ニーバリはドーフィネでは総合7位に終わったものの、ツールは圧倒的な強さで制した。

ドーフィネに出場するアメリカ勢としては、そのタランスキーに加え、2014年ツール総合5位のティージェイ・バンガーデレン（BMCレーシング）が名を連ねる。

スペイン勢ではホアキン・ロドリゲス（カチューシャ）とアレハンドロ・バルベルデ（モビスター）の両ベテランに加え、今年ツアー・オブ・オマーンを制したラファエル・バルス（ランプレ・メリダ）も参戦。

2015年ツール開幕地となるオランダからは、ベストヤングライダー賞候補のウィルコ・ケルデルマン（ロットNLジャンボ）、そして今季トレックファクトリーレーシングに移籍したバウケ・モレマが出場予定だ。

地元フランス勢では、AG2Rラモンディアルから昨年ツール総合2位のジャンクリストフ・ペローと総合7位のロマン・バルデが登場。2014年ジロ総合4位のピエール・ローラン（ヨーロッパカー）も参戦する。

未知数だが楽しみなのは今年大躍進のジュリアン・アラフィリップ（エティックス・クイックステップ）。ツアー・オブ・カリフォルニアでは総合2位に入り、またクラシックのフレッシュ・ワロンヌ、リエージュ～バストーニュ～リエージュでも2位表彰台を獲得し、クライマー、パンチャーとして才能を輝かせている期待の22歳だ。

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