まず最初に、ウィルチェアーラグビーの簡単な紹介を。
■ウィルチェアラグビーとは?
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催決定を機に、障がい者スポーツに対する関心も高まっている近年。当大会も注目されています。
日本ではマイナーな障がい者スポーツのひとつですが、日本代表チームは2004年アテネから2012年ロンドンまでパラリンピックに連続参戦。実は世界ランキング4位の強豪です。
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日本障がい者スポーツ協会の担当者さんが、ウィルチェアーラグビーの概要と魅力を教えてくれました。
「車いす(ウィルチェアー)に乗って戦うラグビーで、車いす同士のぶつかり合いが許される唯一のパラリンピック競技です。ウィルチェアーラグビーは四肢麻痺者など、比較的重い障害のある人が競技できるチームスポーツとして考案されました。しかし、その激しさは障害があるとは信じられないほどで、ぶつかり合う姿はまさにラグビーそのもの。観客を圧倒する力があります」
なるほど、想像以上に激しい競技のようです。
「そのあまりの激しさに、かつては『マーダーボール(殺人球技)』と呼ばれていた歴史があるほどです」
担当者さんはそう続けました。え、殺人球技…?
今回、観戦した試合「日本対イギリス戦」はこんな感じです。
車椅子ラグビー「ウィルチェアラグビー」イギリス戦にて、激しくぶつかり合う両選手 https://t.co/Y282OPbzMu
CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2015, 5月 23
すごい。その迫力に圧倒されてしまいます。すっかりこの競技のファンになってしまいました。
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