【自転車】伝説の選手ボードマンがウィギンスのアワーレコード更新に期待
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
1990年代に活躍したボードマンは、ツール・ド・フランスのプロローグなどで計4勝を挙げ、マイヨジョーヌ着用経験もある。オリンピックや世界選手権でも、トラック個人追い抜きやロード個人タイムトライアルで数々のメダルを獲得した。
アワーレコードも3度更新し、1996年には56.375kmの前人未到の記録を樹立。しかし、その後の使用機材に関するルール変更により、この記録は未公認に。アワーレコードではなく「ベストヒューマンエフォート」と呼ばれることになった。
ところが、昨年の使用機材の再変更により再びアワーレコードが活況を呈する状況になった。ロンドンで挑戦したウィギンスはボードマンの記録には及ばなかったが、54.526kmと現在のルールの下での新記録を打ち立てた。
ボードマンは、気圧などのコンディション次第ではウィギンスが自らの記録を塗り替えられると見ている。
「アワー(レコード)が再び活性化したのを私は楽しんでいる。特にブラッド(ウィギンス)がいかに細部まで注意を払ってこの挑戦に取り組んだのかを見ていると、この金字塔は価値あるものだ」
「高い気圧の中で挑戦したのは、不運だったね。彼がスタート時間にあまり縛られない環境で、コンディションが最適なときに再び挑戦するのを見たい。もしそれが可能なら、今まで見たことないような最長距離を記録できると思う」
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