山本元喜がツール・ド・コリア総合6位。全日本選手権にはずみ
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14日には最終ステージとなる第8ステージがソウルで開催され、集団ゴールスプリントの展開でニコラス・マリーニ(イタリア)が区間4位でゴールした。
大会では、本来の持ち味であるアグレッシブな走りを披露した山本。初日となる第1ステージで逃げに乗り、山岳賞を獲得。第3ステージでも再び逃げ、その後は中間スプリントで獲得したリードを守るべく健闘した。
総合成績、また山岳賞ともに僅差での戦いであったため、後半にかけて総合成績のジャンプアップをめざして何度もアタックを仕掛けたが、非常に厳しいマークにあい、さらなるボーナスタイムの獲得はできなかった。しかしチーム一丸となり、最終日まで山本のリードを守り切り、総合6位という成績で今大会を終えることができた。
またスプリンターである黒枝士揮も第6ステージで区間2位に入るなど活躍。これまで世界のトップ選手たちが組織的にハイスピードでスプリントを仕掛ける欧州のレースでは苦戦を強いられていたが、今大会ではカレブ・イワン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)やワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパック)ら強豪選手と肩を並べてスプリントに挑み、今後につながる確かな手応えをつかんだ。
ジロ・デ・イタリアに出場した石橋学も、チームのアシストの要となり、山本や黒枝の好成績を支えた。
「最終成績として、総合6位で山岳賞4位という結果を残せた。タイム差としてはほんの少しの差ではあるが、初日から積極的に攻撃し続けた積み重ねのおかげであると思う。1月からハイレベルなレースを転戦し修行してきた成果をやっと残すことができた」と山本。
「今回のレースは全日程をとおして調子がよく、今まで問題だった“後半で調子が崩れる”というのも克服できたと思う。また連日、ハードなレースでアタックし、我慢し、先頭集団に毎日残ることができたというのはこれからのレースでもかなりの自信に繋がってくると思う。しかし、あと少し頑張っていれば、もう少しいい結果を残すこともできたと思うところもあるので、そこでの甘さを捨てることや、1回1回が重要であるという今回学んだことを忘れることなく、次からのレースに生かしていきたい」
チームは15日に帰国し、全日本選手権に向けての調整に入る。
《編集部》
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