高橋尚子、東京五輪とパラリンピックを語る「心のバリアフリー化も進んでほしい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

高橋尚子、東京五輪とパラリンピックを語る「心のバリアフリー化も進んでほしい」

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スポーツ・オブ・ハート2015記者会見
スポーツ・オブ・ハート2015記者会見 全 13 枚 拡大写真
スポーツ・オブ・ハートは6月17日、「スポーツ・オブ・ハート2015記者会見」を東京都内で行った。

10月17日~10月18日に開催される「スポーツ・オブ・ハート2015」。同イベントは、パラリンピアンの呼びかけにより2012年に第1回のイベントを開催。"すべての人たちが幸せに暮らせるニッポン"を目指すプロジェクトとして発足した。

会見にはプロ車いすランナーでスポーツ・オブ・ハート理事長の廣道純さん、日本スポーツ振興センターの高谷吉也理事、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが出席し、それぞれの想いを話した。

廣道さんのコメント
第1回目のスポーツ・オブ・ハートは、「パラリンピックはスポーツなんだ、パラリンピアンはオリンピアンと同じように、スポーツとして本気でパラリンピックに取り組んでいるんだ」ということをもっと多くの方に知っていただきたいという思いで、選手側から提案し、みなさんに協力していただいて開催することができました。これからももっと障害者スポーツの魅力を伝えたいと思って活動しております。

スポーツ・オブ・ハート2015は東京オリンピックの開催が決まってからの開催となりますが、パラリンピックの認知度もあがっている現在、「障害者スポーツって楽しいな」と一般の方に感じていただく場を提供できればいいと思っています。

高谷理事のコメント
日本スポーツ振興センターはスポーツに関する唯一の行政法人です。障害を持つ人が健常者とともにスポーツをすることで、多くの方に障害者スポーツの楽しさを伝えることができればいいと思っています。さらなるスポーツの発達に寄与していきたいです。

高橋さんのコメント
前回、前々回と私も参加させていただいたのですが、子供たちと楽しめるとても楽しいイベントでした。パラリンピックをより身近に感じることができるイベントだと思います。

東京オリンピック・パラリンピックは、ロンドンオリンピック・パラリンピックを目標としていきたいと思っています。というのも、ロンドンパラリンピックは、オリンピックと変わらない盛り上がり方だったからです。

「もともとロンドンの人はパラリンピックに興味があったのか?」と気になってロンドンのアスリートに聞いてみたのですがどうもそういうわけではなく、ロンドン開催の数年前から障害者スポーツに関するイベントを繰り返していって、やっとあの盛り上がりに繋がったようなのです。私たちも、こういったイベントを通して少しでも東京開催までにパラリンピックの知名度を上げていきたいと思っています。

オリンピック・パラリンピック開催に向けてバリアフリー化がどんどん進んでいくと思いますが、「手伝いましょうか?」のひと声をかけていただくほうが、スロープができるよりも嬉しいという声をよく聞きます。バリアフリーが進む上で、心のバリアフリー化も進んでほしいと思います。

《大日方航》

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