渡辺麻友&柏木由紀、AKB卒業 「考えている」
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柏木と渡辺は27日深夜放送の日本テレビ系「AKB48旅少女」に出演。同番組はこの日の放送が最終回となったが、2人は長野・軽井沢へ2人旅に出かけた。2人とも初めて同地を訪れたといい、同じ3期生で仲が良い2人は本音を明かした。
今回の総選挙について、柏木は初めて「1位になりたい」と公言して臨んだ為、結果1位には届かなかったが「十分やりきった」と満足感を示したが、同時に「自分は一生1位になれないって、ちょっと思った」と1位という壁の高さも感じた様子を伺わせた。
一方、頂点に立ったことがある渡辺は、柏木から「(昨年)1位になったことで、変わったことはあるのかな?」と心境を尋ねられると、「“1位の人”っていう風に認識されたことがメリットだった」と語った。さらに「見られることが多くなって、『ちゃんとしよう』って意識が強すぎて……固くなって、砕けることを忘れてしまった」と苦悩や葛藤があったことを明かした。
その後、卒業について話しがおよび、柏木が「いつまで(AKBに)いるんだろう?って考える時がある」と切り出した。それに対し、渡辺も「考える。最近、特に考える。自分の将来も考えていかないといけない」と胸中にある想いを明かした。また、柏木も「AKBのことを考えてというのもある」とグループの先行きを思って、卒業を考えていかないといけない考えを示した。2人とも現状について憂慮している様子で、後輩に対しても歯痒い思いや頑張って欲しい思いがあることを明かした。
具体的な卒業について、渡辺は「自分の勝手な判断じゃできない。AKB48の状況次第って感じ」だと、周囲への配慮を見せた。柏木も「自分の意志じゃ、どうにもならないことが多い」と前置きした上で、「本当はこうしたいけど、AKB48を思うとできないとか、今はAKB48がこうだからできない」とグループへの思いを示した。
さらに柏木は「卒業は結構、自分(の判断)だけじゃない。今まで辞めた先輩もそうじゃない?自分の意志だけで辞めているわけじゃない」と、卒業していった先輩方を思いやり、自身もそれに倣うという姿勢を感じさせた。
最後に同グループに加入してからの8年間を振り返り、辛かったことについて、柏木は自身を「AKB48グループで1番泣かない」と自負した。それに対し、渡辺は「何で泣かないの?」と尋ねると、柏木は「辛いことがあっても、泣いたら、もっと自分がダメになる気がして、私、これで落ち込んでるって思いたくないのと、ポジティブにいたい」と気丈なところを見せ、「悔しくて泣くはほぼない」と語った。
気丈に振る舞わないと「やっていけない」という柏木に渡辺は「わかる」と同調し、「どっかで感情をなくした。真剣に色んな事を真に受けてたら、やっていけない世界」だと、8年間で悟った様子。
9年間グループに在籍して、多くの先輩を送り出し、後から加入して来た後輩も続々と新しい道を選択することが珍しくない状況にある中、グループには欠かせない存在になった2人の本音トークからは、ここまでの苦悩や葛藤、そしてグループへの熱い思いが伝わってきた。「卒業」という二文字もチラついているという2人だが、まだまだ周囲はそのことを許してくれそうにはなさそうだ。
《花@RBBTODAY》
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