対戦相手のグロスは世界ランク69位ながら、世界最速163.4マイル(約263キロ)のサーブを持つビッグサーバーだ。芝では脅威となるタイプだけに、大番狂わせの可能性もあったがフェデラーは巧みな技術で勝負所のポイントを確実に取っていく。
2セットアップから第3セットはタイブレークで落としたものの、最後まで集中力を切らさなかったフェデラー。4セット戦いダブルフォルトひとつ、アンフォースドエラー8つの安定感で貫禄を見せつけた。
決勝に向けまた一歩前進したフェデラーに、「まさにオールタイム・ベストの選手」「ウィンブルドンに愛されている」「素晴らしい勝利。グロスは危険な相手だったけど、さすがのテニスだった」「間違いなく世界で最高の選手。そして次のウィンブルドン王者」「8回目の優勝が見えた!」など、ファンも2012年以来の優勝を期待している。
昨年は決勝でノバク・ジョコビッチとフルセットの激闘を演じ、惜しくも敗れたフェデラー。今年こそ歴代単独最多となる8度目の優勝なるか。