【テニス】国枝慎吾に独占インタビュー…ウィンブルドン車いすテニスで3連覇に挑む
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イギリス・ロンドン郊外のオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケ・クラブで行われているウィンブルドンテニス。現地7月10日～7月12日まで車いすテニス部門の試合が行われる。フランスのステファン・ウッデとペアを組み、ダブルス3連覇をかけて大会に挑む男子シングルス1位の国枝に、WOWOWが試合への意気込みを聞いた。
国枝は「車いすで芝の上を動くのは凄く難しいことなので、戸惑いましたけど、日に日によくなってくると思います」と芝の感触について語る。「十分コンディションも整っていますし、テニスも調子は悪くはないので、これからあと3日、4日の間に調子上げていって、ウィンブルドンで最高のプレーをしたい」と好調をアピールした。
芝にアジャストするための重点については、「我々は2バウンドまで許されていますけど、2バウンドまで待っていると、2バウンド目がよりイレギュラーしやすくなってしまうんですよね。できるだけ1バウンドで捕えたり、あまりボールを待たないで、どんどん攻撃していくことがカギになるかな」とコメント。
サーブ動作を動画にとってチェックしていた国枝。「ベースラインのあたりっていうのは、芝も剥げて土になっているんですけど、土がクレーの土より柔らかい。チェアがすごく不安定な状態でサーブを打たないといけなかったりする」と、サーブ動作の対策をコーチと話し合いながら進めていたことを明らかにした。
芝と普段との体の動きについては、「チェアが進まないといったところで、テイクバックを取る時間がなかったり、無理な体制で打たされることが、多くなってくると思うんですよね。それをどう対応していくかってところが、重要になってくる」と動きの違いを語っている。
来年からシングルスも行われることについて、「芝で動くのが今まで大変だったので、ダブルスしかなかったんですけど、シングルスができてどういったプレーをすれば、芝で有効なのかってところを今は模索しているところです。来年のことも頭に入れながら今年過ごそうかな」と話す。
「車いすでも、今トップスピンがバックなのは、主流ではありますけど、あえてみんなスライスで勝負に来ると思うので、その辺は楽しんでもらえたら」と芝でのプレーを楽しんで欲しいと語る。「ここはトップ4しかプレーできないので、初戦からタフな試合にはなりますけど、ウッデ選手と力を合わせて一戦一戦勝っていきたい」と3連覇への意気込みを語った。
国枝が出場予定の車いす男子ダブルス準決勝は7月11日。WOWOWでは、グランドスラム単複38回の優勝を誇る国枝、女子シングルス2位・ダブルス1位の上地結衣の試合を中心にピックアップ。放送に先行して、WOWOW メンバーズオンデマンドでライブ配信する。録画放送では、実況・解説を加えてオンエア予定だ。
《美坂柚木》
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