試合前から激しい舌戦を展開したふたり。ラウジーは「地元で恥を掻かせてやる」と宣言、コヘイアを叩き潰すと気合い十分でオクタゴンに入った。
試合はラウジーが右のパンチを振りながら飛び込んでいく。至近距離で拳が交錯する激しい打ち合い、コヘイアも懸命に打ち返し何発かはラウジーの顔面をとらえるが、それだけでは女王の突進を止めることができなかった。
首をつかんでのクリンチアッパーから、足をかけてコヘイアを倒す。すぐに立ち上がるが、そこへさらにラウジーが詰め再びパンチの応酬。コヘイアは組みついて乱れ飛ぶ拳から逃れようとするが、その展開も読んでいたラウジーが冷静に左ヒザをボディに入れ、側頭部へ右のパンチを叩き込む。コヘイアが倒れるとレフェリーはすぐに試合を止めた。
相手の地元で何もさせず、宣言通り圧倒したラウジーに「ラウジー様強すぎでしょ。34秒ってなんだよ」「女子で打撃であんな風に相手が倒れるってバケモンだぞ」「ラウジーと対等に闘える女はそろそろ出てこないもんかね。ラウジー好きだからいいんだけどさ」「誰が止めれるか? じゃなくどこまで走り続けれるかが見たい!!」など、絶対的な存在としてどこまで勝ち続けるか楽しみとの声が寄せられている。
プロデビューから4年半、未だラウジーを脅かすライバルは現れない。