トム・クルーズ、飛行機しがみつきアクション「冗談のつもりで提案」が実現
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シリーズ5作目となる本作ではトム演じるイーサン・ハントが所属する諜報機関「IMF」が解体の危機に…。イーサンは仲間と共に謎のシンジケートの実態を調べると共にその壊滅のために孤軍奮闘する。
全米では7月31日(金)に公開を迎え、シリーズ最高のスタートを記録した本作だが、トムは「2週間ほど前にようやく完成したばかりなんだ。満足しているよ」とホッとした表情を見せる。
まさに離陸しようとする飛行機に外から飛び乗るというド派手なアクションをスタントなしで披露しているが「観客を楽しませることがまず第一に頭にある」と明かし、その撮影の過程について10分ほど熱弁! そもそも、言い出しっぺである監督は「ジョークのつもりで言った」とのことだが、トムは大マジメに実現を検討し「テストパイロットやエンジニアと綿密な打ち合わせを重ね、アクションだけでなくカメラやレンズ、撮影の角度についても話し合った。ゴーグルをしないので、ゴミや風圧から眼球を守るためのコンタクトレンズを開発した」と明かすなど、準備には数か月を要し、ワイヤーで機体に体を括り付けて撮影に臨んだ。
「僕自身、パイロットでもあるから、問題点はいろいろあるのを知ってたけど、言わない方がいいだろうと思ったんだ。例えば、鳥がぶつかって来たら危ないとかね。ロンドンで撮影だったけど、高度が千フィート上がるごとに気温は3度下がるんで極寒だったよ。でも僕は絶対に衣裳はスーツがいいと言ったんだ。ヒチコックの『北北西に進路を取れ』へのオマージュなんだ。どんどん加速していく時、『これはマズかったかもしれない…』と思ったよ(苦笑)」と語るが、結果的に離陸と着陸を計8回、繰り返したという。「みなさんにはおススメしないね」と語り、会場は笑いに包まれた。
シリーズと重ねるごとに「次は何をやるのか?」と期待のハードルが高くなるが「実はもう次の構想を練り始めてるんだ」とさらなる続編にも乗り気で「まだまだやりたいことはあるからね」と笑みを浮かべる。日本のファンにとっては、ぜひ日本国内で撮影を行ってほしいが「交通を全て遮断することになるけど大丈夫かな? 道路を自由に使えるなら、ぜひやりたいね」と語った。
「新しい作品を作るたびに、毎回、生徒のような気持ちでいろんなことを学んでるんだ」とトム。1996年の第1作『ミッション・インポッシブル』から20年近くを経たが「僕にとっては初めて自分でプロデュースしたシリーズ。大作であり、いろんなチャレンジをしてきた。サスペンスにアクション、コメディを詰め込んで、観客を楽しませるというのが何よりも根底にあるんだ」と語る。
53歳になっても気力も体力も衰えることはない。今回のプロモーションツアーも世界中を飛び回り、忙しい日が続くが、顔色もよく元気そのもの。「4歳の時『映画を作ってみたい。世界中を旅したい』という夢を持ったんだけど、それを実現できたことへの感謝の気持ちを忘れたことはないよ。ファンのみなさんへの感謝があり、エネルギーが生まれるんだ。プレッシャーの塊のようなものだけど、プレッシャーを感じられるのも特権だと思ってるよ。極限ギリギリまで応えたいという気持ちを持ち続けているんだ」と満面の笑みを浮かべて語っていた。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は8月7日(金)より公開。
トム・クルーズ、飛行機しがみつきアクション実現も監督は「冗談のつもりで提案」
《text:cinemacafe.net@cinemacafe.net》
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