ジェットスターが搭乗者1000万人突破…片岡会長「国際線を増やしていく」
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
ジェットスター・ジャパンの片岡優会長は、記者インタビューに応じた。
---:国内LCCでは、最速で搭乗者1000万人を突破されたそうですね?
片岡優会長(以下、敬称略):3年と1カ月で国内LCCで最速で搭乗者1000万人を突破できたのは、お客様含め皆様方のご支援のおかげだと思っています。2000万人、3000万人と次のステップに到達できるようますます頑張っていきたいと思っています。一方、黒字化という部分はまだ達成していませんので、関西空港の基地化、国際線への進出、といった点でビジネスモデルを改善していくこともできますので、業績も回復してきているという現状にあります。
---:ビジネスモデルを改善できる状況とは?
片岡:抜本的なモデルを変えるのではなく、関西空港の基地化により、飛行機の分散も可能となり、稼働率、本数もアップできるということです。国際線も、夜間の使ってない飛行機をより効率的に使えることができるようになり、1席あたりのコストが下がるようなビジネスモデルの展開が可能となるように取り組んでいけます。
---:今後の事業展開は?
片岡:国際線を展開は、今扱っているエアバスさんで届く範囲の路線展開を広く考えています。具体的にどこに飛ばすかということは申し上げられませんが、国際線を増やしいていくという方向性は間違いないです。
---:成田空港では夜間便を飛ばすことができませんが、夜間便をどう飛ばしていくかというところにやはり課題はあるのですか?
LCCとして肝心なところは、「飛行機をどれだけ有効活用」できるか、という部分です。(成田空港が)23時で閉まってしまうというのは、LCC的には厳しいと言わざるをえません。そういった部分は地元との調整も難しいとは思いますが、希望としては運用時間を拡大していきたいと思っています。
羽田が24時以降も使える状況ですが、成田が24時以降も使えるようになったとして、「はたしてお客様に使ってもらえるか?」というところも考えていかなければならないと思います。インフラやアクセスなどがそろって、しっかりとしたものとなって初めて使っていただけるものになる。一概に運用時間だけ延ばすことだけを考えるのではなく、立体的な運用をしていかなければいけません。
---:業績は今後どうなっていくのでしょうか?
2014年度の6月がボトムでした。それ以降の業績は改善しています。いつとは正確には言えませんが、早急に業績を改善していきたいと思っています。まず、この20機体制でビジネスモデルを構成し、黒字化してから、第三拠点なども視野に入れたい。今後便数や機材増えていったタイミングで、次の拠点も考えなくてはいけなくなるな、とは感じていますが、まずは足元から。
---:「搭乗者1000万人」というタイミングでの、反省と抱負を。
3機から20機まで、機数を無理に広げすぎ、国際線、基地化が遅れたというところが反省としてあり、このタイミングで改めてスタートしたと考えていきたい。LCCが始まって長年経ったわけではありませんが、これだけ急激に認知されるようになったことを考えると、需要はかなりあると思っています。エアアジアも日本に再参入しました。現時点では国内線のLCCのシェア率は8%ほどしかありませんが、15~30%に向けて、人材と機材をそろえていきたいです。
《大日方航》
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