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【高校野球】専大松戸の原、2段モーション指摘でリズム崩す

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全国高校野球選手権大会2日目が8月7日に行われ、千葉代表の専大松戸は花巻東に2-4で敗れた。この試合では専大松戸の原嵩投手の投球フォームをめぐり議論となっている。

身長185センチの恵まれた体格から力強いボールで勝負する原は、プロのスカウトも注目する選手のひとりだ。今大会でも活躍を期待されたが一回、いきなり躓きを見せる。先頭打者を打ち取ったところで球審がマウンドへ駆け寄り、何ごとかを囁いた。このとき原は、左脚を上げ下げする動作が「2段モーションに当たる」と注意を受けていた。

「試合中に5、6回は言われました」と振り返った原。相手打線との勝負だけでなく、自身のフォームも気にかけながらの投球でリズムを崩し、5回途中で4失点し降板した。

解せないのは、地方大会では問題視されなかったフォームが、甲子園では「5、6回」も注意されたことだ。監督と原は2段モーションを指摘される可能性も考え、「違った投球術も準備してきた。それでコントロールを乱すのは自己責任」と言ったが、もし県大会で明確に2段モーションと指摘されていれば、もっと思い切った改造を施したのではないか。

「そんな簡単に片付けられないだろうけど、日本人はルール作りが苦手だからねぇ」「高野連の統一性がないのは、前からあるけれど、よい選手を潰してほしくない!」「サッカーのファウル判定と同じで完全な統一は無理。原投手が指摘の可能性を予見していたので審判の判定は妥当な範囲内と言えます」「2段モーション取られる可能性は、監督が本人も分かってたって談話で言ってる。修正しきれなかったこと、動揺したこと、それは力不足でしょ」「そりゃ急にフォームが違反だって言われちゃたまらんよな」など、この件に関しては高校野球ファンの間でも意見が割れる。

今回の場合、地方予選から甲子園が始まるまで相応の時間があったはず。審判団の間で疑わしいフォームは事前にチェックし、統一見解を伝えておくことはできなかったのか。あるいは専大松戸から高野連に質問し、言質を取っておくことは不可能だったのか。

プロでも2段モーションが厳格化されたあと、フォームの改造には多数の選手が苦労した。ましてや経験の少ない高校生、しなくても良いなら大会前に大幅な矯正はしたくなかっただろう。

《岩藤健》

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