【高校野球】秋田商・成田が16奪三振の快投、小さなエースが大きな仕事
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身長168センチの小柄な身体が甲子園のマウンドで躍動した。初回から4者連続三振と最高のスタートを切ると、その後もテンポの良い投球で三振の山を築く。
秋田商OBで高校時代は現ヤクルトスワローズの石川雅規投手とバッテリーを組んでいた太田直監督も、「成田は高校時代の石川より速いし体格も良い」と評価。"石川2世"と比べられがちだが、投手としては軟投派の石川に対し、成田は球のキレで勝負するタイプと両者の違いを語った。
2点リードで迎えた最終回も3者連続三振で締め、16奪三振で16強入りを決めた。
初戦で大きなインパクトを残す勝利にファンからも、「素直にすごいと思った。少し球が荒れ気味だった気がしたけど、三振16は本当に凄い」「すばらしかったです!」「秋田商の投手めっちゃいいじゃん。初めて見た」など次の試合に期待する声が聞かれた。
また左腕でテンポ良く投げ、三振を取っていく姿に「秋田商のピッチャー松井裕樹に投げ方似てる気する」「秋田商のピッチャーが楽天の松井裕樹に似てる」と、楽天イーグルスでクローザーを任される松井裕樹投手に近いタイプの投手という感想も多かった。
投手は投球に角度がつくため、一般的に高身長のほうが有利とされるポジションだが、秋田の小さな巨人が3回戦以降もどのようなピッチングを見せてくれるか期待したい。
《岩藤健》
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