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【THE INSIDE】女子プロ野球をより認知してほしい…埼玉アストライアの中心選手に聞く

オピニオン コラム
埼玉アストライア・渚投手
埼玉アストライア・渚投手 全 10 枚 拡大写真
●川端友紀
・背番号:23
・ポジション:内野手
・出身地:和歌山県
・球歴:市立和歌山商(ソフト)~塩野義製薬(ソフト)~ドリームス(2010年~)~アストライア(2013年~)

---:お兄さんが、プロ野球選手(東京ヤクルト・川端慎吾)として活躍しています。川端選手は兄の影響で野球を始めたのでしょうか?

川端友紀選手(以下、敬称略):そうですね、父と兄の影響です。小学校3年くらいから野球を始めています。チームにもひとつ上に女子がいましたから、自然に溶け込めました。


埼玉アストライアの川端友紀内野手

---:比較的スムーズに野球に取り組めたということですね?

川端:そうでもないです。私は下手でしたから…。まったく何もできませんでしたからね。でも、何とか兄に近づきたいと思って、やっていました。

---:その思いが、今日を作ったということですね。

川端:負けず嫌いなので…。ちょっとでも上手になりたいという気持ちは強かったと思います。その思いでよく練習したと思います。

---:それで、そのまま野球にハマっていったのですか?

川端:中学、高校はソフトボールだったんです。中学生になって、身体も大きくなったということで、力もついて打球も速くなったと思っていました。高校ではインターハイは出場できなかったのですが、春の選抜大会は全国に出られました。



---:ソフトボールでは、実業団(塩野義製薬)にも進んでいますよね。

川端:ソフトボールでオリンピックに出場したいという気持ちもありましたから。だけど実業団に入って、ちょっと違うかなぁという気になって辞めたんです。ちょうどそのタイミングで女子プロ野球がスタートするということを聞きました。

---:それで、女子プロ野球の世界に飛び込んだということですね。

川端:すごく新鮮で、楽しくて…という感じでした。

---:創設期からのメンバーということですよね。

川端:小学校の時に、男子に交じってやっていたのですけれども、やはり女子だけでできるというのがいいですね。それに「こんなにうまい子がこんなにいるんだぁ」という驚きもありました。

---:首位打者も3回獲得して、押しも押されぬ中心選手というか、女子プロ野球の看板選手となっています。今の目標として掲げていることは?

川端:まだまだ、上を目指していかなくてはいけないと思っています。そして、女子のプロ野球がもっと認知されていってほしいと思います。そのためには、ひとりでも多くの人に見に来てほしいと思っていますし、私ももっといいプレーを見せていかなくてはいけないと思っています。

---:今、野球をやっている女子選手に向けてメッセージをお願いします。

川端:夢と目標に向かってがんばることは大切なことだと思います。今の「野球が好きだ」という気持ちを忘れないでがんばっていってほしいと思います。
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《手束仁》

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