オフに戦力を補強したことや監督が替わったことで、イタリアメディアは「ミランは本田を放出する」と書き立てた。その危機感は本田自身にもあっただろう。だが今シーズン初の公式戦で、本田は存在感を示してみせた。
前半10分、新加入のFWルイス・アドリアーノがゴール前で味方のパスをスルー、ここへ走り込んだ本田が冷静にGKとの1対1を決めミランが先制した。2015年もミランは本田のゴールで幕開けする。
本田は前半28分にも新加入のFWカルロス・バッカとのコンビネーションから、アドリアーノに鋭いパスを送りゴールを演出した。
さっそく新戦力の強力2トップと息の合ったプレーを見せた本田に、「あれだけ不安定な立場で自分を見失わない」「これをリーグ戦でも続けられるか」「ペルージャ戦のミランの連動性いいな。特に本田がアシストした2点目のシーン」「去年のミランからすると考えられないくらい、綺麗な崩しだな」など、昨シーズンは見られなかった攻撃の形という声が出ている。
もちろん今回は相手がセリエBのチームだったこともある。相手がセリエAに変わってどうかは気になるところだが、新体制の公式戦初勝利を演出したことでメディアやシニシャ・ミハイロビッチ監督も本田に高評価を与えた。
Full time / Fischio finale: #MilanPerugia 2-0, goals by Honda and Luiz Adriano!#weareacmilan #TIMCup
Posted by A.C. Milan on 2015年8月17日