11月「こくさんたくさん週間」…食料自給率向上を唱える農水省、地下職員食堂で感じた“意外”
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
農水省地下にある職員第一食堂「北の大地」の入口には、食券の券売機が3台、その向かいにメニューサンプルが並ぶ。12時を過ぎると、農水省の職員で一気に混雑し、券売機に行列ができる。
カロリーベースで39%、生産額ベースで64%という日本の食料自給率(2014年度)の現状に警鐘を鳴らし、自給率向上を目指す農水省。その地下職員食堂で選んだメニューは、日替わりランチA「ガイヤーン」。600円だ。
「国産、国産と訴える農水省イベントの直後に、タイ料理『ガイ・ヤーン』はないだろう」と思いつつ、トレーを片手に、国公立大学の学生食堂のような雰囲気の受け取りカウンターに並ぶ。
カウンターに出てきた鶏肉を見つめ、「これは……、国産かなあ」とスタッフ。鶏肉の産地はわからないが、食堂入口のメニューサンプルにはひとつひとつ食料自給率が記されていた。“学食メニュー”を想わせるこの日替わりA「ガイヤーン」は自給率46%と表記されていた。
テーブルにつき、食べ始めたとき、慣れない緊張を感じた。若い女性が、ボリュームたっぷりの肉丼を抱えながら、狭いテーブルの向かいに座ったときだ。その女性は、向かい側に座るむさ苦しい格好の記者の視線などいっさい気にせず、黙々と肉丼を喰らい、記者より早く“完食”しその場を去った。街のレストランとはどこか違う、職員食堂の雰囲気を体感した。
「おいしい国産でもっと元気に!」をモットーに、自給率向上を訴える農水省の食堂には、この第一食堂のほか、「日本の食料自給率・主食の米・国産食材にこだわる」というカフェテリア「手しごとや 咲くら」や、「日豊庵」「権米衛」などもある。
《大野雅人》
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