無重力ショーケース、宙に浮く本田のサインボール…東洋ゴム工業

ACミランのプレミアムスポンサーである東洋ゴム工業は、本社受付ロビーにてイリュージョン・ディスプレイ「Flyvision」を用いて、ACミランのサインボールを公開した。

本田選手をはじめとするACミランの選手の直筆サイン入りユニフォームの隣に展示されているACミランのサインボールは、ショーケースの中で浮いているように見える不思議なものだ。上から見ても、下からみても、宙に浮いているようにしか見えない。実は、このイリュージョン・ディスプレイには、ハンガリーの企業により開発された「Flyvision」という新技術が使われている。

施行業者である乃村工藝社の叶地剛司さんと田上仁志さんによると、「浮かせている」とのこと。田上さん曰く、「このディスプレイのケースが割れても浮いたままです」。なんと、回転させることも可能だという。サインボールの次は「トーヨータイヤのタイヤを回したい」とのことで、田上さんは「展示するなら「タイヤの顔」ともいえるトレッドデザイン（溝の形状や深さ）をしっかり見せたいです」とコメント。

「Flyvision」は、ショーケースという小宇宙をゼロ・グラビティ（無重力）に変えるイリュージョン・ディスプレイ。バーセル国際時計・宝飾品見本市（2012年）でHublot（ウブロ）のブースを始めとして、多数の著名ブランドが採用している。特許取得済み/出願済み。日本では、この同社本社にあるもので2例目という貴重な展示物になる。