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デジタル・ヒューマニズム具体化へ…ガートナー、ハイプ・サイクル2015年発表

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デジタル・ヒューマニズム具体化へ…ガートナー、ハイプ・サイクル2015年発表
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ガートナーは、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2015年」を発表し、引き続きデジタル・ビジネスへの進出が主要なテーマであるとの見解を示した。

2015年のハイプ・サイクルには、同社が「デジタル・ヒューマニズム」と定義している概念をサポートする複数のテクノロジが初登場している。デジタル・ヒューマニズムとは、デジタル・ビジネスとデジタル・ワークプレースで、「人」が中心的な焦点となるという概念だ。

2015年の先進テクノロジのハイプ・サイクルでは、前年はピーク前にあった自律走行車がピークに達している。自律走行車は、依然として開発の初期段階にあるものの、今回ピークに達したことは大きな前進だ。すべての大手自動車メーカーの短期ロードマップにも、自律走行車が盛り込まれている。

デジタル・マーケティング(ステージ4)では、「力の結節」(モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションの強固な結び付き) が重要になるという。企業は、マーケティング活動に積極的に参加したいと考えている消費者とつながるため、新しく洗練された環境に焦点を当てることになる。企業はハイプ・サイクルで、ジェスチャ・コントロール、ハイブリッド・クラウド・コンピューティング、モノのインターネット (IoT)、機械学習、識字テクノロジ、音声翻訳を検討する必要がある。

デジタル・ビジネス(ステージ5)は、力の結節後に到来する最初のステージだ。このステージでは、人、ビジネス、モノの統合に焦点が当てられる。コンセプトは、IoT、物理的世界と仮想世界の境界が曖昧になるという考え方だ。デジタル・ビジネスを実現したいと考えている企業が検討すべきテクノロジは、ライフ・サイエンスR&D用3Dバイオプリンティング、臓器移植用3Dバイオプリンティング・システム、ヒューマン・オーグメンテーションなどになる。

オートノマス(ステージ6)は、力の結節後の最後のステージとなる。人間と同様 (ヒューマンライク) な能力、または人間に代わる能力を提供するテクノロジを利用することが可能になるオートノマス (自律) のステージだ。このステージへ到達することを目指している企業が検討すべきハイプ・サイクルのテクノロジは、自律走行車、生体音センサ、バイオチップ、ブレイン・コンピュータ・インタフェース、デジタル・デクステリティ、ヒューマン・オーグメンテーションなどになる。

同社のリサーチ バイスプレジデント 兼 最上級アナリスト、ベッツィー・バートンは、「先進テクノロジのハイプ・サイクルは、ガートナーのハイプ・サイクルの中で最も幅広く総合的なもので、特に高い関心を集めているテクノロジや、潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点が当てられています。本年は、エネルギーと時間をイノベーションのために集中的に割くとともに、自業界の枠を超えて視野を広く持ち、インスピレーションを得ることを奨励しています」とコメントしている。

《美坂柚木》

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