【バスケットボール】日本女子リオ五輪出場決定!制裁を乗り越えアジア連覇
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勝てばアジア王者として3大会ぶりの五輪出場が決定する大舞台、日本は2014年世界選手権6位の中国に対し、立ち上がりは苦しめられる。平均身長で大きく上回る中国は、高さのミスマッチを使って圧倒しようとする。
それに対し日本はディフェンスから流れを作った。体格では劣るが激しくチェックにいき、簡単にはシュートを打たせない。中国のシュートはことごとくリングに嫌われ、リバウンドでも日本が中国と互角以上に渡り合う。
日本は前半を44-22のダブルスコアで折り返した。この時点で中国はターンオーバー11を数え、日本のディフェンスにまったく攻め手がない状態だった。
第3クォーター途中にタイムアウトを取った中国は、ディフェンスをゾーンディフェンスに変え、流れを変えようとする。日本の攻撃から連動性が一時失われ、中国の目論見は成功したかに見えた。だが、すぐに日本もタイムアウトを取り、中国の変化に対応した。
中国は高さで勝るはずがインサイドで勝負できず、外からの3ポイントで追い上げる。だが流れの中では日本の堅守速攻についていけず、置き去られる場面が多くなった。
リオ五輪出場を決めた日本代表に「女子バスケオリンピック出場! 中国相手に圧勝してるのすごい」「女子バスケットボール日本代表スゲー!おめでとうございます」「制裁で苦しい時期もあった、でも叶った!これからも頑張れバスケ女子日本代表!」「日本バスケ女子オリンピック出場決定した! めっちゃすごい!」「女子バスケットボールオリンピック出場おめでとーーー!!!うれしーーー!!!」など、歓喜の声が多く寄せられている。
国際バスケットボール連盟(FIBA)から、国内に男子トップリーグが併存している問題などで、「ガバナンス能力の重大な欠如」を指摘された日本バスケットボール協会。一時は全年齢で男女ともに国際試合を禁止された。
代表は出場できるか不明な状態で、制裁の解除を信じ準備し続けた。
日本は問題解決のためスペシャルチームを結成し、責任の所在をめぐって争っていた協会幹部の顔ぶれを刷新するなど、身を切る改革で8月に制裁解除までこぎ着けた。
苦しい時期を乗り越え五輪出場という大きな目標を達成した日本女子。リオデジャネイロでの活躍にも期待したい。
なお大会MVPには日本の渡嘉敷来夢が2大会連続で選ばれた。
《岩藤健》
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