【ウェアラブルテック15】「既存スポーツもイノベーションを」室伏広治さん | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ウェアラブルテック15】「既存スポーツもイノベーションを」室伏広治さん

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【ウェアラブルテック15】「既存スポーツもイノベーションを」室伏広治さん
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ウェアラブルテックエキスポ2015では、スポーツとテクノロジーのこれからについて、室伏広治さんを交え、情報交換が行われた。登壇者は、室伏広治さんのほか、ケイ・オプティコムの山下慶太さん、meleapの福田浩士さんら。

福田さんは「テクノスポーツ」と名付ける新たなスポーツを紹介した。3D表示するヘッドマウントディスプレイを用いて3Dゲーム感覚で体を動かすものだ。

このサービスについて室伏さんは「スポーツというのは範囲がもともと広いんですよね。将来テクノスポーツが多くの人に受け入れられていけば、スポーツとして成り立っていくのではないかと思います。他にも新しいスポーツもできていく可能性がありますし、都心型のスポーツとして可能性はあります。既存のスポーツも今の状態にこだわっているだけでなく、イノベーションをしていかないといけませんね。競技をしている人だけでなく、見ている人も楽しめることが競技の今後にも影響すると思います」と分析。

超人スポーツ協会、サイバスロンといった、フィジカルとテクノロジーの融合を積極的に進めようとする新たなムーブメントも紹介された。

これについて室伏さんは「サイバスロンに関しては、研究者が競うことでその領域が深まるというのはいいことだと思います。超人スポーツというのは、機械を開発するのか、人の体の機能を改善するのかを考えないといけない。自分の体、能力を開発するというのことが僕はアスリートなので好きです」

ここで議題になっている新たなスポーツ全体に関しては、「『ゆるスポーツ』というのは、なにか制限を与えているのは面白いです。制限を与えると一つのスポーツになるのが面白くて、新しいものを開発しようという考え、想像力は重要になっていくのかなと思います」とした。

ケイ・オプティコムの山下さんは「ウェアラブルとかセンシングに慣れていると議論ができますが、一般の方の入り口を作ってあげること、それを訴求すること、シンプルな使い方からビジネスモデルを作るということも必要かなと。しかしメジャーなスポーツだとなかなか入りづらいのでニッチなところから広げられるといいなと考えています」。

meleapの福田さんは「フィジカルとテクノロジーのサービスは、スポーツ化して大きなところに普及しなければいけないと思っていて、数万円程度でデバイスが買えるか、スマホなどで楽しめれば、全世界の人にリーチできます。デジタルを使ったスポーツは、今までスポーツしなかった人をスポーツに引き込んでいくということもできるのではないかと思います」とした。

《編集部》

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