【ウェアラブルテック15】スポーツビッグデータ可視化の重要性…東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 館剛司さん | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ウェアラブルテック15】スポーツビッグデータ可視化の重要性…東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 館剛司さん

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【ウェアラブルテック15】サービス設計は「パーツ組み上げ型」でなく「デザインから始める」
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ウェアラブルテックエキスポ2015が都内で開催された。9月7、8日と2日間のスケジュール。7日の午後は、オリンピックとウェアラブルテクノロジーをテーマに関係者が集まってディスカッションが行われた。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、室伏広治さん、館剛司さん、慶應義塾大学院から夏野剛さん、ネットイヤーグループから石黒富士代さんらが考えを述べた。

館さんは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の考え方などを紹介した。

「ウェアラブル技術への期待ということなのですが、違う分野から融合する面白さを感じてきました。スポーツに関わる技術は2カテゴリあると見ています。一つはインプット、一つはアウトプット。そして競技者、観戦者、その真ん中にスポーツビッグデータというものがあると考えます」。

「アスリート個人が、分析しないといけないデータは増加しています。そのためスポーツアナリスト、スポーツ界のデータサイエンティストが登場し、戦略を考えたりする。日本ではまだこれをトレーナーやコーチが兼務しています」とデータの活用に関して関係者を整理して紹介した。

「競技団体、審判、メディア、コメンテータもデータを欲しています。最近はアスリート自らデータを発信していこうという動きもありますね」。

「こうしたなか、2020年に向けたスポーツプレゼンテーションは、アスリート/コーチが勝つために何をするか、スポーツのエンターテインメント性を追求すること、アスリートのパフォーマンスをいかにわかりやすく可視化するか、などが大事だと思います」。

データを活用し、競技者はパフォーマンスを高める、観戦者はその競技や選手を深く理解することに活用する。そのため、サービスの設計についてはどのような考え方が必要なのか。

館さんは「ウェアラブル技術の本質は、人間をモニターする、いかに日常をスポーツにできるか、ライフスタイルのイノベーションにつなげるか。そのためには「パーツを積み上げる設計」から「デザインから始める設計」へと考え方を変えていく必要があります。そう考えると今、みえているウェアラブル市場はIT産業の本質に触れるものではないかと感じます」と述べ、市場として広がりの可能性を示唆した。

《編集部》

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