4代目プリウス、価格は「220~230万円」との下馬評も
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2015年9月10日付
●株急反発1343円、終値1万8770円、21年ぶり上げ幅(読売・1面)
●プリウスエコも走りも、トヨタ、4代目公開、燃費40キロ走行安定(読売・8面)
●ダイハツ新型軽用途別3タイプ(読売・8面)
●TPP分野深い溝、実務者協議原産地規制めぐり(朝日・8面)
●エコカー競争さらに、欧州勢参入、燃費もデザインも(毎日・6面)
●バンコクに乗車体験施設トヨタ設置(毎日・6面)
●改正派遣法あす成立変わる「働き方」トヨタ定年後も同じ待遇(産経・3面)
●現代自、主力セダン刷新、巻き返しへ安全性向上(日経・11面)
●ガソリン9週連続下落、店頭価格(日経・21面)
●中古車購入データで安心、事故や修理の履歴提供検討、国交省市場活性化へ環境整備(日経・42面)
●トヨタが4.5万台リコール、ダイハツとの共同開発車(日経・42面)
ひとくちコメント
「21世紀に間に合いました」というキャッチフレーズでトヨタ自動車の『プリウス』が世界初の量産ハイブリッド車(HV)として恐る恐るデビューしたのは1997年暮れのこと。それから18年が経過し、4代目となるプリウスの新型が米国のラスベガスで世界に先駆けて公開された。
きょうの各紙も4代目プリウスの初公開の模様をラスベガス発のレポートとして取り上げている。読売は「プリウス エコも走りも」というタイトルで「燃費は、最も良いモデルでガソリン1リットルあたり40キロ・メートルに達するとみられ、HVでは世界最高水準」。「走行性能も大きく向上させ、頭打ちとなっている販売台数を回復させたい考えだ」と報じた。
朝日は燃費性能については前日取り上げたことから、デザインに注目。「6年半ぶりとなる全面改良では、卵型のデザインを一新。車両上部のカーブをなだらかにし、スポーティーなイメージを強調した」と伝えている。
毎日も「燃費もデザインも」との見出しで「環境対応一辺倒でなく、デザインや乗り心地の改良にも気を配っている」としている。
産経は現地取材ではなく国内での記事を掲載。「”エコカーの代名詞”復権へ」とのタイトルで「年末から日本を皮切りに発売する」と報じた。日経は「新型プリウス逆風下の発進」として、「燃費競争では軽自動車やディーゼル車が追い上げるほか、最近のガソリン安も逆風だ」と指摘する。
国内では10月29日に開幕する東京モーターショーで披露されるそうだが、気になるのがその値段だ。「価格は未定」(日経)のため、各紙とも触れていない。
参考までに現行の3代目プリウスの最低価格は205万円だった。
リーマンショック後で新車販売が低迷しており、次期社長に内定していた豊田章男氏がライバルのホンダの『インサイト』に対抗して”価格破壊”を「鶴の一声」で決定したというエピソードもあった。
それから6年が過ぎても国内市場は低迷どころか、さらに悪化している。4代目は3代目より「20万円程度高め」という下馬評もある。欧州勢も含めてエコカーの選択肢も広かった中で豊田社長の最終決断も悩ましいところだろう。
【新聞ウォッチ】4代目 プリウス 米で初公開、気になる値段は?
《福田俊之@レスポンス》
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