ルーニーは試合後インタビューに応え、「自分にとって最高の瞬間だった」と特別な夜を喜んだ。
「代表最多得点記録は、とても名誉なことだからね。ナーバスになったけれど決まってくれた。今夜は自分自身を誇りに思うよ」
2003年に17歳で代表へ初招集されたルーニーは、同年2月にオーストラリア代表戦でデビュー。12年でマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、チャールトン氏の記録を更新した。
記録が近づくにつれ周囲は騒がしくなったが、40ゴールに到達してからは2015年序盤に親善試合で2試合無得点に終わったのみ。順調に歩みを進めてきた。ルーニーはチャールトン氏の影響についても語った。
「サー・ボビーの助けに感謝している。彼は母国の英雄だからね。ワールドカップに優勝し、国のためユナイテッドのため、多くのゴールを決めた。僕にとっても、とても感謝している人なんだ」
目標を追いかける立場から、目標にされる立場へと変わったルーニー。試合後のロッカールームでは、「ハリーやロス、ラヒームら若手も台頭してきたし、彼らが僕の記録を抜く日もくるかもしれない」と話し、次世代の選手たちに期待した。
ルーニーの記録に注目が集まったが、この試合で先制点を決めたのはハリー・ケイン。代表4試合で3ゴールを挙げており、次の記録更新が期待される。
