3シーズンぶりのプレーオフ進出を果たしたヤンキース。だが地区シリーズにはWCゲームを勝たなければ進めない。相手はアメリカン・リーグ西地区で独走を続けながら、終盤の失速でワイルドカードに回ったアストロズ。先発投手は今シーズン20勝を挙げ、大ブレイクした左腕ダラス・カイケルが予告されている。
大一番に向けて田中は、「この試合がどれくらい重要かは分かっている。チームが勝利するため最善を尽くしたい」とコメントした。
先発発表を受けニューヨークのファンは、「田中は無安打投球をしない限り勝てないだろう。ヤンキース打線がカイケルから打てるとは思えない」「田中を信じてる。一緒に勝ち進もう」「田中は最大級のパフォーマンスを発揮しないと厳しいゲームになるだろうね」「ここまで来たら何を言っても仕方ない。あとは応援するだけ。田中がんばれ!」などの声を寄せている。
昨シーズンは追い込んでから三振を奪いにいくピッチングを見せ、打者を圧倒する場面が目立った田中。そこへいくと今年は打者を斬り捨てるような場面が少なく、ホームランも打たれている。
これは田中がスプリットの多投で三振を奪うスタイルから、幅広い球種をコースに投げ分け打ち取るスタイルへの変身を模索している段階に見える。それがうまくハマった日は快投するが、狙ったコースにいかない日や球種が少ない日は打たれている。
5回4失点に終わった9月30日のボストン・レッドソックス戦では、カーブなどの割合が少なく、低目を丁寧に突くが攻め自体は単調だった。そこを思い切って狙われての3ラン本塁打。
WCゲームに向けて修正できるか。
Masahiro Tanaka to start for #Yankees in Tuesday's AL #WildCard Game.
Posted by New York Yankees on 2015年10月4日