次世代のスポーツリーダーたちに迫る…つくば国際スポーツアカデミーの第一期生たち その1
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
世界各国から選抜された学生たちは、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、オリンピック・パラリンピック教育をはじめ、スポーツマネジメント、スポーツ医科学、スポーツによる開発と平和、ティーチング、コーチングや日本文化などを英語で学んでいく。
当日は国際オリンピック委員会理事のクラウディア・ボケル氏をはじめ、国際スポーツ界の最前線で活躍する人々がゲストとして登壇。日本を含む12カ国から18人が 第一期生として入学し、自己紹介の挨拶が行われた。
オリンピック・パラリンピック競技大会は、単なるスポーツイベントではなく、開催国のみならず、多くの人々や社会に様々な影響をもたらす「オリンピック・パラリンピックレガシー」を作り出していく。その取り組みのひとつとも言える今回のTIAS開設だが、入学生の決意に溢れる表情、自己紹介のプレゼンの様子を見学するだけでも、次世代のスポーツ界を牽引していく個人が創出されていくであろう様を垣間見ることができた。彼ら自身もまた今回の大きな潮流に沿って遊水する「オリンピック・パラリンピックレガシー」の一部でもあるのだ。
学生たちの年齢はさまざま。渡航が初めてだという人もいれば、国にまたがる様々な最重要プロジェクトをこなす立場の人もいる。共通しているのは、高い志と能力を持ち、次世代のスポーツリーダーとしてこれから活躍していくことを嘱望されていることだ。そんな彼らは一体どんなキャリアを積んできていて、どんな想いでTIASに入学したのだろうか。入学式でのプレゼンの様子を一部紹介していく。今回はAhmadさんだ。
●Ahmad Lisca Abdillah Ardiwinataさん(インドネシア)
【経歴】
23歳。青年スポーツ省でアドバイザースタッフを務めたのち、インドネシアでのスポーツ予算に対するマネジメントをサポート。青年スポーツ省のスポーツ文化における代理人として、スポーツ教育やスポーツレクリエーションなど、様々なスポーツ文化に関する活動をマネジメントしている。
【Ahmadさんのコメント】
私も含め、スポーツ文化に関する仕事に携わっている人々はみなスポーツを社会的な習慣や文化に育て上げるべく努力しています。私の考えでは、多くのチャンピオンたちは一朝一夕にその能力を身につけたのではなく、絶えない努力、強い決意、家族や友人、その他さまざまな人々からのサポートを受けてやっとその地位を得ているのだと思います。
そして最も大切なことは、どのように政府が選手たちをサポートし、マネージメントしていくかだと思うのです。私は他の国でどのようにスポーツマネージメントが行われているか学ぶことに興味がありますし、ここでそれを身につけて私の仕事に活かしたいと考えています。
また、常に日本という国に対して興味を抱いておりました。筑波大学は日本の中で、とりわけスポーツ分野において最も優れた大学のひとつであると考えています。ですからここに来ることができて、とても嬉しく思います。
私の将来のプランは、私の国に変化を起こすことです。より良い政府のマネージメントはより健康的な人々、優れたアスリートを生み出し、スポーツを習慣や文化に成長させることができるからです。すべての人々、すべての事柄より学習し、生徒のひとりとしてここで人脈を形成し、できる限りのことをTIASでしていきたいと思っています。
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その1
次世代のスポーツリーダーたちに迫る…つくば国際スポーツアカデミーの第一期生たち
その2
TIASで学びたい理由、最先端のスポーツ学府が誇るもの
その3
スポーツ分野においては、理論構築だけではなく実践をしていくことが求められる
《大日方航》
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