大一番のゲッツー崩しに賛否…メッツの遊撃手テハダ、腓骨骨折
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
問題のシーンは、ドジャースが一挙4点を奪い逆転した七回に起こった。
1アウトでランナーは一塁、三塁。打者のハウィー・ケンドリックはセカンドゴロに倒れる。二塁手のダニエル・マーフィーがさばき、ボールをテハダにトスした。
テハダは二塁ベースを踏み、身体を回転させながら一塁へ送球しようとする。そこへ一塁ランナーのチェイス・アトリーが併殺を阻止しようと、テハダの足を刈るように滑り込んだ。テハダは勢いよく弾き飛ばされる。
このプレーにメッツファンからは「あんなものはスライディングじゃない。タックルだ」「我々は第2戦だけでなく、テハダも失った」「こんなことが許されていいのか」と、怒りの声が挙がる。
対して「アトリーのスライディングは問題なかった。問題は一塁ランナーが走ってきているのに、不用意に背を向けたテハダ側にあるんじゃないか」「これをダーティーなプレーなんて言う人は、普段から野球を見てないんだろ」「二塁手のトスも、もっと良いところに投げてやるべきだった」など、アトリーを擁護する意見もあった。
激しいプレーで選手を壊されただけでもメッツファンの怒りは収まらないが、さらに神経を逆なでしているのは、このプレー直後に「テハダは併殺の完成を急ぐあまり、二塁ベースを正確に踏んでいなかった」というドジャース側のチャレンジが認められたことだ。一旦はアウトを宣告されたアトリーが二塁上に残り、気持ちが乱れたかメッツ投手陣は連打で逆転を許した。
このプレーについてアトリー本人は、「まさか彼が背中を向けてくるなんて思わなかった。すべては一瞬のできごとだった」と話している。
《岩藤健》
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